給水管・給水設備関連
メンテナンス・劣化診断
給水管・給水設備のチェックは、安全な水の給水を続けるうえで必須です。
給水管・給水設備のチェックにより、制御盤の故障、水槽からの漏水などが見つかることがありますので、定期的な点検をおすすめします。
メンテナンス・劣化診断のポイント
当社のメンテナンス・劣化診断は、ベテランの目で給水設備の各種機器の稼動状況、配管の傷み具合をすみずみまで点検します。点検項目は、以下の5つです。
[受水槽・高架水槽]
水槽のフタを空けて、内部の水、水槽の汚れなどを点検します。
また、フタのパッキンが傷んでいないか、水槽のボルトが緩んで水が漏れていないかなどを見ます。
[給水ポンプ]
テスターを使ってモーター内の絶縁状態を測定し、内部に水が浸入してショートしていないか点検します。
また、ポンプからの漏水の有無など、各種の運転状況も点検します。
[給水管]
配管に漏水がないか目視で点検します。
状態によっては「サンプリング」をご提案し、内部のサビの確認をおこないます。
[サンプリング]
超音波厚さ計やファイバースコープを使って、試験的に切り取った配管の一部から、配管内部のサビの状態を細かく点検します。
※この作業はご要望に応じて実施します。詳しくはお問い合わせください
[制御盤]
制御盤は給水ポンプ・排水ポンプの稼動のほか、水槽の水位などを制御する装置です。
点検では、制御盤の機器に異常や故障の有無を確認します。
施工事例
当社が手掛けた給水設備のメンテナンス・劣化診断の施工事例をご紹介します。
定水位弁保守点検工事
所在地:千葉県
施工期間:1日
【状況】
定水位弁とは、受水槽にある計器と連動して水道管から入る水の量を調節し、受水槽内を一定の水位に保つ役割をしています。水道管から受水槽へとつながる部分にあります。当該マンションでは、5階建て30戸、8棟の給水を担っていました。
当該マンションは、施工業者から遠隔地に所在するため、急なトラブルへの対応に時間を要します。そのため、頻繁に点検をおこない、異常を未然に防いでいます。
【施工】
- 弁内部にあるパッキンなどの部品は消耗品で、定期的なメンテナンスは必要不可欠です。今回は点検も兼ねて、劣化の進んだ部品をすべて交換しました。